日常のあれこれ


by ikeda-kuniji
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アジャラカモクレン

 中学校時代の同級生が亡くなった。来年同級会を開く予定だったのに残念である。人は誰でも死を背負って生きている。落語に死神という話がある。死に掛けている病人の布団の北側に死神が座っていてこの布団をさっと動かして呪文を唱えると死神は退散するという話である。そのときの呪文がアジャラカ モクレン テケレッツノ パーという言葉である。テケレッツノパーというのは明治11年ころに、ステテコをはいた男たちがステテコオドリを踊ったときに言った言葉である。この歳末に来て死神に取り付かれたくないので、この文句を唱えることにしようか。今日はMRIの検査を受けてきたが、検査のいとき、棺おけの中にいればこんな気分になるのかなと思ったりした。
by ikeda-kuniji | 2013-12-27 17:06