昨日、今日と下屋の雪下ろしをした。70㎝位あった。ザラメ雪で重い。古い家なので、少し早めにやっておく必要がある。冬の雨は大変危険である。屋根の雪をずっしり重くしてしまう。昨年に比べるとすっかり自分の心臓が弱ってきたなと思う。急に力仕事をしたせいか、もうふうふうであった。風呂に入ってビールを飲んでいたらラジオから懐かしい曲が流れてきた。「四季の雨」という歌だ。大正3年の文部省唱歌である。昔の歌は詩がよかった。今の歌は歌手がきらびやかで、かわいくて、やたら愛だ恋だとわめいているが、自分のような老人の心には全然ジンと来ない。「愛してる」も値段が下がったものだ。どんながきでも若造でも、ぼんくらでも、「愛している」「好きだ」などという言葉を連発する。そして、女はこんな言葉に酔ってやられてしまう。愛のバーゲンだ。昔の人たちは詩や手紙や和歌で自分の心や想いを間接的に伝えた。ずっと言葉を知っていた気がする。「四季の歌」の歌詞を見ていただきたい。見事な抒情詩であると思いませんか。
降るともみえじ 春の雨 水に輪を描く 波なくば 煙るとばかり思わせて 降るともみえじ 春の雨
にわかに過ぐる 夏の雨 物干しざおに 白露を 名残としばし走らせて にわかに過ぐる 夏の雨
折々そそぐ 秋の雨 木の葉 木の実を 野に山に 色様々に 染めなして 折々そそぐ 秋の雨
聞くだに寒き 冬の雨 窓の小笹に さやさやと ふけゆく夜半を訪れて 聞くだに寒き 冬の雨
降るともみえじ 春の雨 水に輪を描く 波なくば 煙るとばかり思わせて 降るともみえじ 春の雨
にわかに過ぐる 夏の雨 物干しざおに 白露を 名残としばし走らせて にわかに過ぐる 夏の雨
折々そそぐ 秋の雨 木の葉 木の実を 野に山に 色様々に 染めなして 折々そそぐ 秋の雨
聞くだに寒き 冬の雨 窓の小笹に さやさやと ふけゆく夜半を訪れて 聞くだに寒き 冬の雨











